介護入社時研修の状況 パーソル研究所調べ
入社した途端に現場に配属され、特段の指導もないままに介護の仕事に従事していた人が今回の回答者の3分の1を超えていたということは、そもそも教育・研修を受けられなかったことが介護の仕事を辞めることに何らかの影響を与えていたことを示唆しているのかもしれません。
これらの入社時研修とOJTの両方とも受けていない人のうち、介護関係の学科・学校で学んだ経験も介護業界で働いた経験もない人が半数を占めていたことからも、その不安は推して知るべしと言ってよいでしょう。
離職者を勤続年数の内訳で見た場合、「勤続1年未満」の離職者が全 体の約4割を占めています。 また、勤続3年未満の離職者を合計すると約6割強となり、離職率を引き上げているの は、勤続年数の短い労働者が要因ともいえる。 教育や研修等において、入職3年未満の職員への対応が必要であることはこの結果か らも読み取ることができます。
介護新人さんの悩み
- なかなか上司に聞くことができない
- 初めての夜勤。ナースコールが怖い
- 不規則な勤務形態に体が追い付かない
- 仕事を任される
- 分からないこと・できないことに遭遇
- 失敗・夜勤・看取りなどのつらい経験をした
わからないことを簡単にいつでも聞けるものがあったら良いと思う