令和6年介護報酬改定 訪問看護編|リハ職による訪問看護時の減算、専門管理加算、BCP未実施減算は? AI介護相談
- リハ職による訪問看護時の減算: 介護予防訪問看護費の減算について、算定状況に応じた見直しが行われます。
- 専門管理加算: 認知症専門看護師による訪問看護において、専門管理加算の新設が検討されています。
- BCP未実施減算: BCP(事業継続計画)策定及び訓練の実施状況に応じた減算が導入されます。
各項目の詳細
1. リハ職による訪問看護時の減算
- 介護予防訪問看護費の算定状況に応じて、以下の減算が適用されます。
- 1回につき15単位の減算(算定率が50%未満の場合)
- 1回につき5単位の減算(算定率が50%以上の場合)
- 減算の適用対象となるリハ職は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士です。
2. 専門管理加算
- 認知症専門看護師による訪問看護において、以下の専門管理加算の新設が検討されています。
- 1回につき25単位
- 算定要件は、以下の通りです。
- 認知症専門看護師による訪問看護
- 認知症高齢者に対する専門的なアセスメント及びケアプラン作成
- 認知症高齢者及び家族に対する支援
3. BCP未実施減算
- BCP(事業継続計画)策定及び訓練の実施状況に応じて、以下の減算が導入されます。
- BCP策定未実施:1回につき5単位
- BCP訓練未実施:1回につき2.5単位
- BCPとは、災害発生時等における事業継続のための計画です。
その他
- 訪問看護における情報共有の重要性が高まり、情報共有の仕組み構築に向けた支援が強化されます。
- 訪問看護ステーションの経営安定化に向けた支援策も検討されています。
令和6年介護報酬改定は、訪問看護分野において大きな変化をもたらす可能性があります。最新情報に注意し、適切な対応を検討することが重要です。
参考資料
- 厚生労働省:介護分野における生産性向上ポータルサイト: https://www.mhlw.go.jp/kaigoseisansei/