JCIとは
米国の医療施設を対象とした第三者評価機関で、1951年に設立されたJoint Commission(JC)の関連組織の国際事業部として1994年に設立された国際非営利団体Joint Commission Internationalの略称です。 JC、USA/ISO9000等のすべての基準が含まれる内容として全世界を対象に活動しています。本部はシカゴにあり、ミラノ、ドバイ、シンガポールに支部があります。世界で1000以上の医療施設がJCIを取得しています。
JCIのミッションは継続的な教育やコンサルテーションサービス、国際認証・証明の提供を通じて、国際社会における医療の安全性と品質を向上させることです。
JCI評価領域
第1章 | IPSG | 国際患者安全目標 |
第2章 | ACC | ケアへのアクセスとケアの継続性 |
第3章 | PCC | 患者中心のケア |
第4章 | AOP | 患者の評価 |
第5章 | COP | 患者のケア |
第6章 | ASC | 麻酔と外科的ケア |
第7章 | MMU | 薬剤の管理と使用 |
第8章 | PFE | 患者と家族の教育 |
第9章 | QPS | 医療の質の改善および患者の安全 |
第10章 | PCI | 感染の予防と管理 |
第11章 | GLD | ガバナンス、リーダーシップおよび監督 |
第12章 | FMS | 施設管理と安全性 |
第13章 | SQE | 職員の資格と教育 |
第14章 | MOI | 情報管理 |
全体では約1100項目のチェック事項があるそうです。
戦略と戦術があるわけですが、大きな目標とする戦略に置いては、介護に関わるものとして
チーム医療としての基準を把握する観点からも、介護においても国際基準の医療を研究することは
大変有効なものと考えます。
また戦術としての各リーダー、担当者がそれぞれの役割で進めていくこと、他の職種への理解等も含め
それぞれの各章を把握していくことが必要と考えます。